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2010年 12月 11日

2010年イタリア出張「オリーブオイル買い付けの旅」オリーブ農家訪問トスカーナ編③

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ここ2週間程、この秋収穫したばかりのトスカーナ産エクストラヴァージンオリーブオイル「Tusco Novello(トゥスコ ノヴェッロ)」の輸入と店頭販売の準備などで忙しくしていました。
早く皆さんにこの美味しすぎる初搾りオリーブオイルを食べてもらいたくて。
そのオイル販売の詳細は、次回(今日か明日)の更新で書きます。お楽しみに。

さて今日は、イタリア出張の続き、オリーブ農家訪問トスカーナ編③「フラントイオ(搾油場)」のレポートです。
日本では、なかなか見ることが出来ないオリーブオイルが生まれる最前線を前半、後半の2回に分けてご紹介します。写真が多く、ちょっと長くなりそうなので。

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Tusco農園での昼食の後、私達はすぐそばにある「フラントイオ(搾油場)」の見学に行きました。
工場の周りは青々しいオリーブオイルの良い香りに包まれていました。
実は私達フラントイオに行くのはこれが初めてで、オリーブオイルが生まれるこの最前線を見れたことは、オリーブオイルソムリエとして非常に興味深く、至福の時間でした。

GORI氏に案内され、工場の中に入って行くと、今持ち込まれたばかりの他の農園のオリーブの計量が行われていました。
重さによって、フラントイオに支払う金額が変わるシステムになっていて、持ち込みの順番や時間は、全て予約で決められているそうです。
ちなみにその日のGORI氏のTusco農園の持ち込み時間は、夜20時頃になっていて、昼間収穫したものを必ずその日の夜、およそ6時間以内に搾油しているそうです。
どおりで鮮度抜群な訳です。

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重さを量った後、いよいよ搾油の機械に投入します。
投入された直後、まず葉っぱを除去する機械にかけられ、次に水洗いされます。
オリーブが汚れれいると、劣化の原因になって、いいオイルが出来ないのです。

そのあと石臼でペースト状にすり潰します。すごい勢いで石臼が回ります。迫力あります。
このとき種ごとペーストにします。
何年か前に種を取り除いてからペーストにする方法がイタリアで流行ったことがあるらしいですが、品質や味わいがあまり変わらないことが研究で分かって以来、種ごとの今の方法が主流になったそうです。

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余談になりますが、折角なので、ここで「フラントイオ(搾油場)」の説明を少し。
フラントイオとは、収穫したオリーブをオリーブオイルにする「搾油場」のことで、基本的に1年に1度オリーブの収穫時期しか稼働しません。
その期間は、ほんの数週間なのですが、工場の規模はかなり大きくなります。
小規模農園は、1年に1度の為にそこまで大きな設備投資をする必要がないので、自分の農園の近くのフラントイオにオリーブを持ち込んで搾ってもらうのが、一般的です。
フラントイオの経営形態は、様々で、大規模農園が自社で持っている場合もありますが、農園を持たないでフラントイオ経営だけをしている会社もあるようです。
今回訪問した所は、後者の方でした。イタリアならではで面白いですね。

今日は、ここまで。
かなりマニアックな感じになってしまいましたが、次回も読んでくださいね。
「フラントイオ(搾油場)」後半は、オリーブオイルが生まれる感動の瞬間です。

つづく

北海道第1号AISO認定イタリアオリーブオイルソムリエのお店
オリーブオイル専門店『Primolio』(プリモオーリオ)
〒062-0931札幌市豊平区平岸3条15丁目1-1 シェモア平岸1F
営業時間 11:00~18:00
営 業 日 水・木・金・土
土曜のみ「小さなイタリアンレストラン」オープン
11:00~食材がなくなり次第終了
Tel 011-812-5500
http://www.primolio.co.jp
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by primolio | 2010-12-11 05:56 | Italia イタリア出張


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